1st Day of 2nd Term
福岡市早良区百道浜にあるコーナーズインターナショナルスクールです。
「Environment(環境)」をテーマにした今年のサマースクール。
第1ターム「Verdant(緑豊かな環境)」に続き、いよいよ第2ターム「Aquatic(水の環境)」がスタートしました!
海や川には、魚や貝、プランクトンなど、たくさんの生き物が暮らしています。
しかし、その美しい水の環境では今、プラスチックごみや海洋酸性化など、さまざまな問題が起こっています。
今回は、第2ターム「Aquatic」1日目の様子をお届けいたします。
まずは、第1タームで行った実験のおさらいからスタートしました。
初日に、ドアノブや外履きの靴、プレイルームの鏡や椅子、iPad、リモコン、トイレの床など、身の回りのさまざまな場所に食パンを擦り付け、その後どのような変化が起こるのかを観察していました。
数日が経過したパンを、いよいよみんなでチェックします。
“Which one has the most germs?”
と聞くと、多くの子どもたちが予想したのは、
“The toilet floor!”でした。
ところが実際に確認してみると、トイレの床に擦り付けたパンには、目立った微生物の繁殖がほとんど見られません。
子どもたちは、
“What?!”
“Why is it clean?”
と、予想外の結果にびっくり!
コーナーズでは、トイレの床を毎日スチームクリーナーで清掃し、アルコールスプレーも使用して衛生管理を行っています。
今回の結果だけで原因を断定することはできませんが、日々の清掃や消毒が、微生物が残りにくい環境につながっている可能性についても子どもたちと考えました。
そして、さらに驚いたのがiPadです。
一見するときれいに見えるiPadに擦り付けたパンには、たくさんの微生物が繁殖していました。
そこでMike先生が、iPadを触るふりをした直後に、そのままポテトチップスを手でつまんで食べようとするジェスチャーをすると……
“Nooooo!”
“Wash your hands!”
“That’s dirty!”
と、教室中から悲鳴のような声が!
もちろんMike先生は実際にはiPadにもポテトチップスにも触れていませんが、子どもたちにとっては「見た目がきれい=何も付いていない、ではない」ということを実感する、とても印象的な瞬間となりました。
そして、今回最も大きな変化が見られたのは、外履きの靴の内側、足が触れる部分に擦り付けたパンでした。
パンの状態を見た子どもたちからは、
“That’s the dirtiest one!”
“We have to wash our hands!”
“Don’t touch your food!”
と、自分たちから手洗いの必要性について話す姿が見られました。
先生から「手を洗いましょう」と言われるだけではなく、自分の目で結果を見て、
“Why should we wash our hands?”
という問いへの答えを、自分自身で考える。
これもコーナーズが大切にしている経験学習の一つです。
そして、ここからいよいよ「Aquatic」の学習へ。
まずは、海に流れ込んだプラスチックごみが、その後どのように私たちの生活につながっていくのかについてビデオを見ながら学びました。
細かくなったプラスチックをプランクトンなどの小さな生き物が取り込み、それを魚が食べ、さらにその魚を私たち人間が食べる。
子どもたちは、海に捨てられたものがそこで終わるのではなく、食物連鎖を通してさまざまな生き物につながっていく様子を見ながら、
“The fish eats the plastic?”
“Then we eat the fish!”
“That’s not good for the ocean.”
と、驚いた様子で考えていました。
海洋ごみは、単に「海が汚くなる」という問題だけではありません。
海の中に暮らす小さな生き物から魚、そして私たち人間まで、環境の中にいるさまざまな生き物がつながっていることを学びました。
続いて、アサリが水をきれいにする働きについての実験を行いました。
アサリは、水中の小さな粒子やプランクトンなどを取り込みながら水をろ過して生活しています。
そこで、約3%の塩水を入れた水槽に少量の牛乳を加えて水を濁らせ、その中にアサリを入れました。
白く濁った水を見た子どもたちは、
“Can the clams clean the water?”
“Will the water become clear?”
“How long will it take?”
と、これから起こる変化を予想していました。
今回は実験の準備まで行い、結果は翌日以降に観察します。
すぐに答えを確認するのではなく、
“What do you think will happen tomorrow?”
と、自分なりの予想を立ててから結果を待つことも、科学的な探究では大切なプロセスです。
アサリがどのように水と関わっているのか、翌日からの変化を子どもたちと一緒に観察していきます。
続いて研究したのは、「Ocean Acidification(海洋酸性化)」です。
海水の環境が変化すると、貝など殻を作る生き物にどのような影響が出るのかについて、ビデオを使って確認しました。
酸性化が進んだ環境では、貝の殻が十分に成長しにくくなったり、生き物が生存しにくくなったりすることを知った子どもたち。
“What happens to the shell?”
“Will it get smaller?”
“Can it still live?”
と、次々に疑問が生まれました。
そこで今回は、その変化をより身近に観察するため、アサリの貝殻とお酢を使った実験にも挑戦しました。
容器にアサリの貝殻を入れ、そこへ米酢を注ぎます。
子どもたちには、結果を先に教えません。
“What do you think will happen?”
“Will the shell change?”
“Will it disappear?”
と、まずは自分たちで予想しました。
こちらも結果は翌日以降のお楽しみです。
すぐに答えを知るのではなく、「明日はどうなっているだろう?」と予想しながら変化を待つことで、観察する楽しさも生まれていきます。
そしてこの日は、もう一つ、子どもたちが夢中になった実験を行いました。
使用したのは、「Sodium Alginate(アルギン酸ナトリウム)」と「Calcium Lactate(乳酸カルシウム)」です。
アルギン酸ナトリウムを含んだ液体を乳酸カルシウムの液体に入れると、表面からぷるぷるとしたゲル状に変化していきます。
今回はその性質を利用して、魚や海の生き物の形をした、ぷるぷるのゼリーのようなものを作りました。
“Wow! It’s turning into jelly!”
“It’s squishy!”
“I made a fish!”
と、子どもたちは大興奮!
すると、以前のサマースクールでアルギン酸ナトリウムとカルシウムを使って「人工いくら」を作った経験を覚えていた子から、
“We did this before!”
という声も上がりました。
過去に体験したことを覚えていて、新しい活動を見た時にその記憶と結び付ける。
単に同じ実験を繰り返すのではなく、
“I remember this!”
“Is it the same?”
と、以前の経験を土台にして新しい疑問へと発展させることも、大切な学びです。
第2ターム「Aquatic」の初日は、第1タームから続けてきた微生物の観察から始まり、海洋プラスチック、食物連鎖、アサリによる水のろ過、海洋酸性化、そしてアルギン酸を使ったゲル化の実験まで、さまざまな角度から「水の環境」について考えました。
一見すると、「パンに繁殖した微生物」「海に流れ込むプラスチック」「水をろ過するアサリ」「酸によって変化する貝殻」「ぷるぷるとしたゲル」は、それぞれ別のテーマのように見えるかもしれません。
しかし、子どもたちの身の回りにあるものを実際に観察し、
“What happened?”
“Why?”
“What will happen next?”
と問いを重ねていくことで、一つひとつの体験が科学的な思考へとつながっていきます。
実際に見て、触れて、比較し、予想し、発見したことを英語で考え、英語で表現する経験は、英語を単なる暗記科目ではなく、「思考し、伝え合うための言語」として身につけることにつながります。
私たちが育てたいのは、英語が話せるだけの子どもたちではありません。
世界を舞台に、自ら問いを立て、情報を整理・分析し、多様な価値観を理解しながら、自分の考えを論理的に発信できる子どもたちです。
「ゼロからスタート、スラスラ話せるまでに!」のコーナーズでは、サマースクールにおいても、自然や科学、環境問題について英語で学びながら、英語力だけでなく、観察力、探究心、論理的思考力、問題解決能力、そして自ら考え発信する力を育成する独自の教育を行っています。








































































































