4th Day of 3rd Term
福岡市早良区百道浜にあるコーナーズインターナショナルスクールです。
「Experiments」がテーマのSummer School 2024 第3ターム4日目 「Physics」の学びをお届けいたします。
突然ですが、小学生4年生から理科の苦手意識が生まれると世間では言われています。
その対策をコーナーズで研究した結果、学習に対して考えて知ることが楽しみだと思えるマインドセットこそが成功に繋がる道だと判明いたしました。
プラス世界で活躍するリーダー教育のコーナーズでは、課題についてディスカッションすることで、設計図を頭に置いて説明する力、ロジカルにまとめる表現力、そして情報発信力も育ちます。
故にコーナーズ独自の経験学習型教育で、論理的思考力と英語で理解し説明できるまでの応用力も養えるのです。
今回の学びはリニアモーターカー(Maglev)からスタートです!その仕組みに詳しいJewel先生は、子どもたちにわかりやすく説明しました。
リニアモーターカーには、磁石が組み込まれた車両と、磁力を発生する専用の軌道が必要です。
まず、車両には電磁石が搭載されており、これが車両を浮上させる磁気浮上方式を採用しています。
次に、軌道上には電磁コイルが配列されています。この電磁コイルに電流を流すことで磁力が発生し、車両と軌道の間に反発力が生じます。
この反発力によって車両は浮上し、レールとの接触を減らすことで摩擦を軽減します。
実験では、軌道と車両に該当するものそれぞれに磁石を配置し、浮かせることで摩擦がなく進むことを確認しました。
リニアモーターカーでは、電磁コイルを制御することで磁力の向きや強さを変えることができます。
ここで、車両に装備された電磁石と軌道上の電磁コイルの間に引き寄せる力を生じさせることで、前進力を発生させることを知りました。
さらに、磁石と電流を用いてローレンツ力(Lorentz force)による推進を体験しました。車両がひとりでに進むのには子どもたちも大喜び!フレミングの左手の法則(Fleming’s left-hand rule)の通り、中指(電流の方向)と人差し指(磁場の方向)により親指(ローレンツ力)の方向に車両が進むことなど、新たな視点で仕組みについて深く考えました。
さあ、本日のお楽しみは、子どもたちを喜ばせることが大好きなClyde先生のマジックショーです!
子どもたちは、マジシャンClydeの予測不能なイリュージョンに驚き、そのトリックとは?と想像力を膨らませながら解決策の見つけ方を学びました。
マジシャンClydeの技には細かな動きが連続ですので、それを見逃さずに理解するためには観察力と集中力が必要です。
実は不可能なことを視覚的に表現するマジックの裏には、論理や技術が隠されているのです。
マジックショーを見ることで、子供たちは論理的思考力を養い、非常に複雑な問題解決に対しても創意工夫を凝らすことを学びます。
これにより知的好奇心の喚起となって、仕組みそのものに興味を持つことが、科学や物理などに対する好奇心の芽生えとなります。
さて、子どもたちは、トリックの瞬間を見逃さずに推論できたのでしょうか?
「なぜこんなことができるの?」「どうやってこのトリックが可能なの?」
と議論しながらもマジシャンClydeやお友だちと英語で話すことでやコミュニケーションスキルも自然と養われていきます。
子どもたちは、楽しさやワクワク感を提供してくれたClyde先生に拍手喝采でした!
さあ今回もお楽しみの連続です。
皆様、台湾の夜市で必ず行われているという、という釣酒瓶(ディアオチューピン)という輪をビール瓶に通すゲームをご存知でしょうか?
このゲーム、簡単そうに見えますが意外と難しいのです。
ディアオチューピンは、物理的な原理に基づいて動作する面白いゲームです。
まずは、その仕組みと物理の関係について説明いたします。
一般的な釣酒瓶には、細長い首と広い口があります。そが倒れない理由は、酒瓶の重心が安定に保たれる要素が大きく関係しています。
瓶の内部には、液体が入っている時は、重力に従って下に引かれ安定します。
このとき、瓶の底にある液体の重力モーメント(力×距離)と、瓶の側面にある重力モーメントが釣り合っています。
従って、重心が安定しているので、瓶は倒れません。
しかし、中の液体が空っぽだと重力モーメントが変化し、重心がずれます。
すると、瓶は傾き、重心が移動し、バランスが崩れて倒れることになります。
このように物理と大きく関係するゲームですが、バランスの原理を利用しておもしろい効果がたくさん!
子どもたちはバランスを考えながら集中して取り組み、見事に瓶を立ては大喜びでしたよ(^^)
「ゼロからスタート、スラスラ話せるまでに!」のコーナーズでは、見通し力、最後まで諦めずにやり抜く力、延いては試行錯誤を楽しめるようなマインドや問題解決能力を育成しています。