ABC Class Science

福岡市早良区百道浜にあるコーナーズインターナショナルスクールです。
今回は、理科の活動「太陽の観察」についてお届けします。
太陽の動きを学ぶことは、季節や時間の概念、そして自然との関わりを理解する上でとても大切です。体験を通じてその意味を深く実感できるようにするため、私たちはこの活動を大切にしています。
子どもたちは、イギリス人講師Mike先生によるオールイングリッシュでの説明を集中して聞き、太陽の位置や影の変化を実際に確かめながら、日時計を使って観察を行いました。
観察の最中、ある女の子が影の変化に気づき、「Hey, look! The shadow is shorter now.(影が短くなっているよ)」と友だちに声をかけると、すぐに別の女の子が「That means the sun is higher in the sky, right?(太陽が空の高いところに来たってことだよね?)」と返していました。観察結果をもとに考察をし始める姿に、学びの深まりが感じられます。
さらに、地面の温度を測ったときも驚きの声があがりました。11時と13時半での比較では、日向の地面は20.4℃から24.5℃に、日陰は17.8℃から19.3℃へと上昇。その違いを目にして、「Whoa, that’s a big difference!(わあ、すごい差だね)」と子どもたちはリアクションしながら、自然の力を自分の感覚と結びつけて理解していきました。
また、子どもたちは先生にも積極的に質問をしていました。
「Mikey! Why is the ground hotter in the sun than in the shade?(マイク先生!なんで地面は日向の方が日影より熱いの?)」
その問いに「Sunlight carries energy. When it hits the ground, it warms it up.(太陽の光はエネルギーを運んでいて、地面に当たると温めるんだよ)」と英語で説明を受けると、納得の表情を浮かべる子も多く見られました。
さらに今回は、虫眼鏡を使った太陽光集光の実験にもチャレンジしました。黒い紙に光を集めると、じわじわと煙が立ち上り、焦げ目ができていきます。その様子を見て、「Look! It’s starting to smoke!(見て!煙が出てきた!)」
「It’s burning! Just with sunlight!(燃えている!太陽の光だけで!)」と、子どもたちは大興奮。「Sunlight is so powerful. It’s like a laser!(太陽の光ってすごい。レーザーみたい!)」という声もあり、実験から得た発見を、驚きとともに自然に英語で表現する姿が印象的でした。
こうした体験を通じて、子どもたちは科学的思考と同時に英語での表現力も高めています。自ら疑問を持ち、それを英語で質問し、実験と観察で答えを見つけていく過程は、主体的な学びそのものです。数字や現象をただ理解するだけでなく、それを英語で伝えられる力は、これからのグローバルな学びにおいて大きな自信となっていくでしょう。
「ゼロからスタート、スラスラ話せるまでに!」のコーナーズでは、子どもたちが理解力・観察力を養うと同時に、実験や探究を通して得たデータから共通点や差異を見つけ出し、そこに潜む問題点を自ら考察・分析・解決できる力を経験学習型教育により育成しています。

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