3rd Day of Winter School
福岡市早良区百道浜にあるコーナーズインターナショナルスクールです。
本校では現象の発生について結果のみ教えて覚え込むだけの詰め込み教育ではなく、なぜそうなったのかを自分で考える力を養う教育を行なっております。だから、本校の生徒は理科の実験が大好き!目を輝かせながら変化を楽しみ、理由を推測しています。
今回は3日目のChristal tree(クリスタルツリー)の実験とFake snow(フェイクスノー)の実験の様子をお届けいたします。
Christal treeは、尿素の結晶で木を作ります。材料は尿素(urea)、洗濯のり(PVA: ポリビニルアルコール)、食器用洗剤(dish detergent)、食紅(food colouring)、吸い取り紙です。
まずは尿素を熱湯に入れるのですが、ここで大きな変化が起こります。尿素の吸熱反応でみるみる温度が下がるのです。実際に97℃のお湯が37℃まで下がりました。ここに洗濯のり、食器用洗剤、食紅を混ぜ合わせ、吸い取り紙に吸わせて反応を見ました。タイムラプス動画を添付しておりますのでご確認ください。
ここで問題です。なぜクリスタルは発生したのでしょうか?
イギリス人講師Mike先生から問われた子どもたち、「洗濯のりがくっついたから」や「洗剤が何か関係あるのかな?」様々な意見が出てきます。
Mike先生から、「色々な意見が出てきて素晴らしい!ではクリスタルが出来た理由ですが、水に溶かした尿素の水分が蒸発したからです。食器用洗剤を入れたのは尿素水溶液が吸い取り紙に吸収されるスピードを上げるため、洗濯のりを入れるのはクリスタルは崩れやすいので木の形を保つために入れています。食紅は木の色に染めるためです」とのオールイングリッシュの説明に子どもたちは身を乗り出して聞いていました。
次に、Fake snowの実験です。重曹(baking soda)とリンス(hair conditioner)を混ぜ合わせて作ります。粒子の細かい重曹は押すと変形するほど柔らかく、油を吸着する性質があるので、リンスの油分と混じり合うと雪のような肌触りになるのです。
Mike先生からは理由の説明の後に、「年末の大掃除でガステーブルやクッキングヒーターの油汚れをお父様お母様がお掃除をすると思います。その時には重曹がいいと伝えてください」と言われた子どもたち、頷いておりましたがお手伝いは出来たでしょうか?
「ゼロからスタート、スラスラ話せるまでに!」のコーナーズでは、お子様の知的好奇心を大切に概念や原理をしっかりと指導し、学習基盤が育つよう最善の英語英才教育を提供しています。