4th Day of 2nd Term

福岡市早良区百道浜にあるコーナーズインターナショナルスクールです。
コーナーズのサマースクール「Experiments」がテーマの第2ターム 「Science」も連日ご好評をいただきました。
変化の激しい時代だからこそ、コーナーズに関わる全てのお子様の未来が幸せでありますように、私どもは教育研究に妥協を許さず、常にリーダー教育と本気の英語力に情熱を注ぎ続けます。
さて第2ターム4日目は、イギリス人講師Mike先生の分かりやすいレクチャーからスタート! コーナーズのネイティブー流講師陣の指導は、お子様にとって一生もの知識と英語がスラスラ出てくるようになると大好評をいただいております。
サマースクールは週間完結のテーマとなっており、 4日目の上級ステップとして自発性と理解力、問題解決能力を育成しています。
今回は、なんと人工いくらを作りました!
実はアルギン酸ナトリウムと乳酸カルシウムによる反応を用いると人エイクラや人エフカヒレが製造できるのです。
アルギン酸ナトリウムは、アルギン酸イオンとナトリウムイオンから構成されている物質で、水に溶かすと粘性のある液体となります。また、乳酸カルシウムのカルシウム成分は、水中ではカルシウムイオンとして存在しています。
アルギン酸ナトリウムのトロっとした液体を乳酸カルシウムの水溶液にそっと入れると、 2つの溶液が接する部分で化学反応が起こります。まず、アルギン酸ナトリウムからナトリウムイオンが離れて、代わりにカルシウムイオンが結合します。ナトリウムイオンは他の分子と結合できる手を1本持つ1価のイオンですが、カルシウムイオンはこの手を2本持つ2価のイオンです。そのため、カルシウムイオンは余ったもう一方の手を使って、他のアルギン酸と結合します。
このように、アルギン酸とカルシウムイオンの結合が繰り返されて、アルギン酸カルシウムができます。
アルギン酸カルシウムはアルギン酸ナトリウムのおおよそ2倍という高分子のサイズとなるため、水に溶けなくなります。アルギン酸は連結しているため、それぞれの分子がバラバラにならず、くっついて橋渡しされます。それによりどろどろのゲル状となります。

アルギン酸ナトリウム(NaC6H7O6)n + 水(H2O)→ 電離:アルギン酸イオン C6H7O6 +ナトリウムイオン Na+
乳酸カルシウム C6H10CaO6 + 水(H2O)→ 電離:乳酸イオン C3H5O3 + カルシウムイオン Ca2+
アルギン酸ナトリウム水溶液 + 乳酸カルシウム水溶液 → アルギン酸カルシウム (C12H14CaO12)n + 乳酸ナトリウム  NaC3H5O3

食品添加物は、普段から口にする食品に含まれており、子どもたちは食品添加物を使った実験を通して科学をより身近に感じた様子でした。
コーナーズでは、さらにコンセプトを基に考える力が身に付きます。
特に一般的な幼児英語教育はインプットに重きが置かれがちで、実際にアウトプットする経験や人前で表現するために考える教育が圧倒的に足りません。
コーナーズでは、最良の学びは考えること、最後まで諦めないこと、そして自分の考えをロジカルに組み立てて分かりやすく発言することと考えています。 話せるようになるためには、まずは経験から! 人前で発表できる情報発信力や論理的思考力が大切な時代だからこそ、アウトプットの経験を積むことを大切に考えています。
さて、午後からのアクティビティは科学的の不思議シャボン玉を研究しました。
シャボン玉液は、洗剤に含まれる膜を作る上で重要な界面活性剤と呼ばれる物質が水と結合して作られます。
そして、水の分子は互いに引き合い表面には引っ張られる力が生じますので、形成には表面張力が関与します。この力によってシャボン玉液には薄い膜が形成されます。この膜が内部の空気を含み綺麗なシャボン玉を形成する役割を果たします。
さらにシャボン玉の色彩や光の反射にも科学的な要素があります。光はシャボン玉の表面で反射、屈折し色が生まれます。これは光の波長や屈折率の違いによるもので、シャボン玉の膜の厚さや状態によって色が変化します。
これらの要素が組み合わさることを知り、子どもたちは美しく輝くシャボン玉を見ることができたのです!
「ゼロからスタート、スラスラ話せるまでに!」のコーナーズ では、記憶や繰り返しの学習に支配されるのではなく、AIで は不可能とされる高度な判断や発想などのスキルをサマースクールで身に付けています。

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